近年の食生活や飼育環境の変化、ストレスなどにより、ペットの病気も多様化しております。 とりわけ、小動物における腫瘍は、著しい増加傾向にあり、死因のトップとなっております。 しかし、腫瘍に対する治療法は、外科的手法、薬物療法、放射線療法を筆頭とした旧来の治療法 に頼らざるを得ず、予後も決して満足できる状態ではありませんでした。 当研究会発起人会では、 悪性治療に対するポスト3大治療を確立すべく全国にて光線温熱療法の勉強会、実施症例検討会等 を行なってまいりました。その結果として、この治療法の効果度、将来的な期待度が広く認知、 評価され、現在、全国80以上の施設で施行されるに至っております。 更なる進化、安全化を 図るための臨床的検討、手技の再評価、症例報告収集、意見交換等を包括的に討議する場として 正式に治療研究会を発足、運営いたす運びとなりました。

伴侶動物のガン治療は、「外科的療法・化学療法・放射線療法」の三大治療が主でした。 この光線温熱療法は、一般開業医院において特別な施設や技術を必要としない第四の治療方法を 目指し開発されました。 ガン細胞に特異的に反応する薬液を使用し活性酸素によりガン細胞を 直接的に壊死させる「光線力学療法」とガン細胞を熱により退縮させる「温熱療法」を併合 させた簡便な手技です。 伴侶動物への身体的侵襲を極力低減した治療法です。